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過去を過去にする

2015.08.04

 

セッションでは、クライエントさんがある言葉や記憶をきっかけとして
恐怖を感じられることがあります。

 

たとえば

「〇〇のことを思い出すだけで怖いんです」

「その単語を聞くだけでドキドキしてきます」

などと。。。

 

 

そして、その方の心臓はほんとうにドキドキして、、手足は冷たくなり、
顔面は蒼白になってきます。。。

つまり、その方の身体は実際に恐怖反応を体験しているのですね。

 

そのような場面で、私はこんなふうに言うことがあります。

 

確かに、あなたの身体は今、恐怖を感じていますね。

でも、よ~く考えてみてください。

不思議ですよね?

今、あなたは恵比寿のカウンセリングルームにいて、ソファに座っているんです。

あなたの目の前に一緒にいるのは、カウンセラーである私だけです。

今、この瞬間、目の前に襲ってくる敵はいないし、さしせまった危険もない。

過去にあなたに起こったことは、今、ここでは起こっていない。

いつものカウンセリングルームで私と向き合って座っているだけなんです。

そう思うと・・・・、今、恐怖を感じておられるのって、不思議だと思いません?

 

 

そうすると、クライエントさんも・・・・

確かに・・・・・

そうですよね・・・・・

へん・・・ですよね???

となることが多いんです。

 

 

これは、のみこまれていた恐怖から抜け出しはじめた瞬間です。

今の状態を冷静に観察するもう一つの視点が生まれた瞬間とも言えます。

 

この観察する視点こそが、回復のプロセスを助けてくれるものです。

 

身体は過去の記憶に反応します。

それは、恐怖だけとは限らず、怒りだったり、ショック状態だったりします。

 

でも、その状態を、もう一人の自分が冷静に、安心してながめていることができれば、
身体はプロセスをすすめ、恐怖や怒りやショックという反応を完了させることができます。

 

反応が症状や問題になるのは、これらの反応が最後まで完了していないとき、
途中で止まったままになっているときです。

 

セッションでは、未完了を完了し、過去をほんとうに過去にします。

 

そうすることで、もはや過去は現在に影響力をもたなくなるのです。

 

 

 

 

Fotolia_朝顔

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