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2015年のブログ一覧

今年も1年間、たくさんの方にお越しいただきました。

ほんとうにありがとうございました。

 

2015年は、カウンセリングルーム・フィーレストにとっても、いくつか変化があった年でした。

 

まず、法人化にともない、運営母体が株式会社 KISEKI WORKSになったこと。

といっても、書類上の話ですので、お越しになるクライエント様にとっては、
何も変わらないのですが。。。ほっとした顔

 

それから、木曜日に新しく梅澤セラピストを迎えたこと。

ひき続き2016年も、梅澤セラピストが木曜日を担当させていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

そして、最新のニュースですexclamation

 

来年1月より、新たに奥野セラピストを迎え、日曜日を隔週で営業いたします。

奥野セラピストは、中学校で教員を長く勤めた後、心機一転、臨床心理士となり、
スクールカウンセラーとしての経験を豊富につんでおります。

また、ソマティック・エクスペリエンスの二期受講生としてトレーニングを修了し、
プラクティショナー認定を受けております。

 

教員経験とスクールカウンセラーの経験が豊富ですので、
学校生活で困っておられる子どもさんのご相談や、お子さまへの対応で悩んでおられる
保護者の方には、とってもおすすめです。

日曜日なら行ける!という皆さま、隔週日曜日に奥野セラピストがお待ちしておりますね。

 

奥野セラピストの紹介は、セラピスト紹介ページの3番目にありますので、日曜日をご検討の方はどうぞご覧くださいませ。

セラピスト紹介ページはこちら。

 

 

今年1年、ほんとうにありがとうございました。

 

来年も、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

今、苦しさを感じておられるとしても、より深いところでは、本来の強さ、すこやかさ、
美しさがそのままに輝いているということを、来年もご一緒に経験していけますようにぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

Heart shaped mothers day card


はじめまして。

カウンセリングルーム・フィーレストのセラピスト、梅澤さやかです。

木曜日のセッションを担当させていただいています。

 

これから、このブログにも、ときどき書かせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さてさて、私は電車で通勤しているのですが、

特に朝はラッシュの時間帯で、混雑しています。

 

いつも乗る車両は大体同じ。

その車両には、私と同じ駅で降りる方が結構いらっしゃるので、

比較的スムーズに降りられていました。

 

ところが、先日は電車が遅延していて、いつも以上にひどい混雑ぶり。

乗る顔ぶれも、普段と違っていたのでしょうか。

 

私はドアから遠い所に立っていたため、周りの方に道を空けていただかないと

降りる隙間がない状態に・・・。

 

焦り、心細い気持ちになりながらも、

「すみません、降ります」と声をかけたところ、

近くにいた方が、まずは、目を合わせて頷いてくださったのです。

「わかったよ。協力してあげるからね」という感じで。

 

その方や他の方々の協力もあり、無事に降りることができて、ひと安心。

そして、なんだか温かい気持ちで、職場に向かうことができました。

 

ほんのちょっとしたこと、なのですが、

その「ちょっとしたやさしさ」を向けてもらえることで、

こんなにも心が温まるのだなぁと、

感じた朝でした。

 

 

私は「セラピスト」として、人の心にかかわらせていただいているわけですが、

日々の生活の中で、こういう「ちょっとしたやさしさ」を持てているだろうか、

と振り返ってみると、

仕事で疲れていたりすると、身近な人にさえ、やさしさを持てないことも多々…。

これでは本末転倒(?!)ですね…。

 

セラピストである前に、まずは一人の人として、

小さなやさしさを発揮できる人でありたいなと、改めて思う、今日この頃です。

 

 Fotolia_落ち葉とリス


 

こんにちは。

今日は、わたくし日高より、新しく加わった梅澤さやかセラピストをご紹介いたします。

10月より、毎週木曜日を担当してもらっています揺れるハート

 

「どのような方ですか?」と、お問い合わせをいただいておりましたが、
ようやくホームページにも紹介ページをアップすることができました。

どうぞご覧くださいませ。

 

ぴかぴか (新しい)セラピスト紹介ぴかぴか (新しい)

(※ トップに私が出てきてしまいますが、ずーっと下までスクロールしてみてくださいね)

 

写真をご覧になっても伝わるかと思うのですが、
おちついた、それでいてあたたかい、誠実な雰囲気のセラピストです。

 

詳しい経歴は紹介ページにありますが、簡単にご紹介しますと。。。。。

 

臨床心理士として、スクールカウンセラー、企業でのカウンセリングなど、
十分な経験を積んできました。

そして、昨年、3年にわたるソマティック・エクスペリエンス(SE)の
トレーニングを修了いたしました。

 

ソマティック・エクスペリエンスのプラクティショナーとして認定を受けるためには、
トレーニングを終えるだけでは不十分なのです。

 

それ以外に、

①SEセッションを自分が受けること、
②SEによる臨床実践を行い、それについて指導を受けること、

この2つを決められた時間数行って、初めてプラクティショナー認定・・・・なのですが・・・・

 

梅澤セラピストは、すでにそれらをクリアし、
ソマティック・エクスペリエンス認定プラクティショナー(SEP)となっていますexclamation

 

同じソマティック・エクスペリエンスをしていても、それぞれ個性がありますから、
私とはまた違う持ち味がだんだんと出てくるのではないでしょうか。

 

私も楽しみにしているところです。

 

さて。。。。。。。

 

最近、私の方はお申込みをいただいてからご予約日までに
かなりお待たせすることが多くなってきました。

 

 

特に、初めてお越しの方は、だいたい3週間以上お待たせすることが多くなっており、
大変申し訳ありませんたらーっ (汗)

 

 

でも、梅澤が担当する木曜日でしたら、お待たせすることなく、
初めての方もご予約をお受けできますハートたち (複数ハート)

 

よろしければ、お申し込みの際の参考になさってくださいね。

 

今後とも、梅澤ともども、フィーレストをどうぞよろしくお願いいたします ほっとした顔 黒ハート

 

 

 

beautiful pansy flowers isolated on white background


 

この話、ときどきクライエントさんにシェアするのですが、
役立つことが多いようですので、ブログにも書いてみますね。

 

私がまだソマティック・エクスペリエンスのトレーニング受講生だったときのことです。

もう5年ほど前のことでしょうか。

 

受講生は、一定時間以上の個人セッションを受けることが課されています。

私も、当時のアシスタントたちから、せっせとセッションを受けていました。

 

そうした中のあるセッション・・・アレ・デュアルテというブラジル人の
男性ロルファーさんとの通訳を介してのセッションでのこと。

 

それぞれ席について、さあ、いよいよ始めましょう!というタイミングで、
こんなやり取りがありました。

 

アレ 「Junko、SEでは劇的なことは何も起こらなくていいんだよ。劇的なことが起こるのを期待しなくていいんだ」

わたし 「はい・・・・・・???」

アレ  「なぜ僕が、いまこう言ったのだと思う?」

わたし 「・・・私が・・・劇的なことを期待していると思ったから・・・??」

アレ  「そう!(笑)」

わたし 「そんなつもりはなかったけれど(笑)、じゃあ、それを意識してみますね」

 

 

こうして始まったその日のセッションは、ほんとうに素晴らしいものとなりました。

 

まるで静かな深い瞑想のような経験であり、

身体に波紋のように静けさが広がっていく時間でした。

 

特に強い感情を感じることもなければ、身体のどこかが大きく動くこともなく、

脊柱が目には見えないほどわずかに振動しましたが、他には目立ったふるえもなく。

 

SEを知らない方がはたから見たとしたら、ただ座って息をしているだけ・・・
に見えたのではないかと思います。

 

でも、これは、ほんとうに身体の深い深いところが癒された時間だったのです。

ずっと昔のトラウマが癒されたセッションでした。

終わったときの身体の感覚で、そのことがわかりました。

アレも、「そう! これだよ、Junko。 素晴らしかったよ」と言ってくれました。

 

 

SEのことを少し知っている人なら、セッションで解放、完了が起こるのを期待します。

 

身体がふるえるとか、
身体が勝手に動くとか、
怒りを短時間で解放して楽になるとか・・・
そんなことが劇的に起こって、たった一回のセッションで症状がなくなる・・・

というようなことを。

 

まあ、たしかにそういうことも、SEではよく起こるのです。

 

あの日の私も、意識せずにそうしたことを期待して、力が入っていたのでしょう。

 

 

でも、あのセッションで、そのようなことは目立った形では起こらず。。。。

それでいながら、深い癒しは生じていました。

 

このとき、私が身をもって学んだことは

すべての期待を手放すこと、

ただ自然に起こることに身をゆだねること、の大切さでした。

 

自分で何かを起こそう、解放しよう、症状を癒そう・・・とするのではなく、

ただ、時間とスペースを身体に与え、待つこと。

 

そうしたとき初めて、そのとき必要なことが起こってくる。

だから、その起こってくることに、ただついていくということ。

 

 

SEの本質はそのようなことなのだなと、身体を通して実感したのでした。

 

 

よくなりたい、楽になりたい、という思いでセッションを受けてくださるのですから、

「解放が起こるといいな」

「今日は〇〇を解放しよう」

「早くこの症状がなくなってほしい」

・・・という期待があるのは自然なこと。

 

 

それでも、セッションが始まるときには、それを一度忘れることができるといいですね。

 

そのほうが、本当に起こる必要のあることが起こってきますから。

期待はプレッシャーや緊張となって、それが起こるのを妨げてしまいますからね。

 

 

Fresh bamboo leaves over water

 


 

セッションでは、クライエントさんがある言葉や記憶をきっかけとして
恐怖を感じられることがあります。

 

たとえば

「〇〇のことを思い出すだけで怖いんです」

「その単語を聞くだけでドキドキしてきます」

などと。。。

 

 

そして、その方の心臓はほんとうにドキドキして、、手足は冷たくなり、
顔面は蒼白になってきます。。。

つまり、その方の身体は実際に恐怖反応を体験しているのですね。

 

そのような場面で、私はこんなふうに言うことがあります。

 

確かに、あなたの身体は今、恐怖を感じていますね。

でも、よ~く考えてみてください。

不思議ですよね?

今、あなたは恵比寿のカウンセリングルームにいて、ソファに座っているんです。

あなたの目の前に一緒にいるのは、カウンセラーである私だけです。

今、この瞬間、目の前に襲ってくる敵はいないし、さしせまった危険もない。

過去にあなたに起こったことは、今、ここでは起こっていない。

いつものカウンセリングルームで私と向き合って座っているだけなんです。

そう思うと・・・・、今、恐怖を感じておられるのって、不思議だと思いません?

 

 

そうすると、クライエントさんも・・・・

確かに・・・・・

そうですよね・・・・・

へん・・・ですよね???

となることが多いんです。

 

 

これは、のみこまれていた恐怖から抜け出しはじめた瞬間です。

今の状態を冷静に観察するもう一つの視点が生まれた瞬間とも言えます。

 

この観察する視点こそが、回復のプロセスを助けてくれるものです。

 

身体は過去の記憶に反応します。

それは、恐怖だけとは限らず、怒りだったり、ショック状態だったりします。

 

でも、その状態を、もう一人の自分が冷静に、安心してながめていることができれば、
身体はプロセスをすすめ、恐怖や怒りやショックという反応を完了させることができます。

 

反応が症状や問題になるのは、これらの反応が最後まで完了していないとき、
途中で止まったままになっているときです。

 

セッションでは、未完了を完了し、過去をほんとうに過去にします。

 

そうすることで、もはや過去は現在に影響力をもたなくなるのです。

 

 

 

 

Fotolia_朝顔


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